過剰歯はどんな病気?

過剰歯とは、通常よりも多くの歯がある状態のことです。子どもの虫歯治療などでレントゲンを撮ったときに発見されることがあり、現れる場所は上あごの2本の前歯の間と上下の親知らずの後ろが多いとされています。
過剰歯があると歯並びが乱れるなどのトラブルが生じやすいため、抜歯をするのが一般的な治療です。

過剰歯の主な症状は?

過剰歯とは本来の歯の本数より多い事を指します。普通の歯と混ざって生えてくる事もありますし、歯茎や骨の中に埋伏している事も多いのです。
歯の治療の為、レントゲンを撮ったところ見つかるケースがほとんどです。
放置した場合には他の歯の神経にあたりズキズキとした神経痛がおこったり、永久歯が生えてこなかったり、歯並びが悪くなってしまうこともあります。

過剰歯の主な原因は?

過剰歯の原因は特定されていません。考えられる主な理由としては以下の三つがあります。
一つ目が、歯の元となる細胞の歯胚が、何らかの刺激を受けることによって過剰に作られたり、分裂することによって本来の数よりも多く歯が多く作られてしまうから。
二つ目が、遺伝による影響。三つ目が、人間が進化する過程で失われた歯が再び現れたとする推測です。

過剰歯の主な検査と診断方法は?

過剰歯はレントゲンを撮ればすぐに確認することができます。生えている場所や向きなどで抜歯の必要があるか、また、するとしたらどのタイミングで行うかを判断して行きます。

過剰歯の主な治療方法は?

過剰歯の治療法としては、主に抜歯が行われています。埋没して噛み合わせが悪かったり、周囲の歯を圧迫して歯列を乱すなど、周囲の歯に悪影響を及ぼす恐れがある場合に行われます。
レントゲン検査やCTスキャンを行い、露出している歯と埋没している歯の位置を正確に確認して抜歯します。埋没している歯は切開して取り除きます。
なお、特に影響がないと判断された際には、抜歯しない場合もあります。

過剰歯の初診に適した診療科目