心因性頻尿はどんな病気?

心因性頻尿とは、器質的な異常が見あたらないにも関わらず、ストレスによる心理的緊張により尿意を催し、そのことに強くこだわってしまう状態です。
実際にトイレに行ってみても排尿量は少なく、本当に排尿の必要性があることは少ないのがこの病気の特徴です。
幼児期から年齢に関係なく起こる病気で、治療は薬物療法やカウンセリングなどによって行います。

心因性頻尿の主な症状は?

心因性頻尿は、膀胱などの異常からくるものではなく、こころの不安や心配から、頻尿となってしまう症状のことです。この頻尿は昼間の起きているときのみに生じ、夜間に尿意のため睡眠が妨げられることはほとんどありません。
また昼間でもリラックスしている時には、トイレが気にならないこともこの疾患の特徴です。
 

心因性頻尿の主な原因は?

心因性頻尿の原因は、普段のストレスや不安によるものです。例えば、会議や接待などの失敗をすることができないストレスを感じる状態や苦手なことを行うときなどに、おこります。逆に楽しいことをしているときやストレスを感じないときにはおこりません。
ストレスを要因としておこる、精神的な病気の一種です。

心因性頻尿の主な検査と診断方法は?

心因性頻尿の検査方法についてですが、直接的には患者の排尿の回数が問題になるわけですが、心因性かどうかを判断するためには、それ以外の要因を排除する必要があります。
心因性以外の頻尿を引き起こす因子について検査を行い、それらが陰性だった場合はこの病気の診断がつきます。

心因性頻尿の主な治療方法は?

心因性頻尿はストレスを緩和し、排尿へ意識が集中しすぎないようにすることが重要です。
医療機関では心療内科で薬物療法やカウンセリングを受けることで治療を行っていきます。
薬物療法では緊張している膀胱を緩める薬や精神安定剤を服用し、カウセリングでリラックスする方法の習得や、ストレスの要因の排除をしていきます。

心因性頻尿の初診に適した診療科目