皮膚線維腫はどんな病気?
皮膚線維腫とは主に四肢の皮膚にできる腫瘍の一種です。色は黒褐色で、大きさが直径1センチほどのしこりです。皮膚から隆起している場合もあります。一つではなくたくさんできることもありますが、悪性化することは無いため治療をせずに経過を見る場合が多いです。
治療をする場合は、局所麻酔をした後にしこりを切除することになります。
皮膚線維腫の主な症状は?
皮膚線維腫は、小さな傷からできる皮膚の線維芽細胞とコラーゲンが増殖してできる良性の腫瘍で、直径1センチ程度の黒褐色の皮膚のしこりです。四肢によくみられ、単独でできる場合がほとんどですが、複数個できる場合もあります。女性の脚にできやすく、触れると硬いこぶのような形で現れます。
良性腫瘍のため害は無く、症状もほとんどありません。時々すこしかゆみがある程度です。
皮膚線維腫の主な原因は?
皮膚線維腫の原因は、日常の生活でよくおこることがきっかけになっています。虫にさされた、転んだりぶつけたりしてできた傷、女性がムダ毛の処理をする際にカミソリでつけてしまった傷などがあります。そのような小さな傷の皮膚の下にある繊維芽細胞が作りだすコラーゲンというたんぱく質が固まることによりできるのです。
皮膚線維腫の主な検査と診断方法は?
皮膚線維腫の検査方法は、確定診断するためには皮膚生検検査を行う必要がありますが、ダーモスコピー検査で特徴的な所見がみられるため診断が可能です。皮膚線維腫の主な治療方法は?
皮膚線維腫の治療法は、外科的な方法として切除をする手段があります。皮膚線維腫は脂肪組織まで浸潤、増生していることが多いため、レーザーではなく、メスによって切除する方がいいとされています。
良性の腫瘍のため、気にならなければ特に治療する必要はありません。
皮膚線維腫の初診に適した診療科目
- 皮膚科 ( 皮膚科の病院一覧 )