コプリック斑はどんな病気?
コプリック斑とは、はしかが発症したときに2・3日後にほおの内側にできる白色の水疱のことです。この症状の出現率は約9割を超えていて、ほとんどの人が発症します。しかし、免疫力があれば重症化はしません。また、妊娠中の胎児への影響はないとされています。中耳炎や肺炎、喉頭炎などの合併症を引き起こす場合もあります。治療法としては、抗菌薬を飲むことが挙げられます。
コプリック斑の主な症状は?
コプリック斑とは、麻疹いわゆる、はしかを発症した際に、口腔内に白い水疱のようなポツポツができる症状のことで、はしかの診断となる場合が多いです。高熱を発症して、解熱し始める3~4日後くらいに、頬の内側の口腔内に、白いポツポツとした水疱が見られることをさし、全身の湿疹も同時に出てきますが、全身の湿疹の消失と共に、この白斑も消失していきます。
コプリック斑の主な原因は?
コプリック斑の原因は、多くの場合麻疹が発生した場合に多く見られます。麻疹に関連する疾病として並行して発症する場合が高確率で認められています。多くの場合は感染力の強力なウイルスの感染症により引き起こされる場合が多く、麻疹と同様に症状が現れるのも特徴です。また、遺伝的に皮膚が弱いなどの特徴があると更に感染する可能性が高まります。
コプリック斑の主な検査と診断方法は?
コプリック斑の検査方法とは、まず口のなかにこの白い斑点がでていると言う事は麻疹に感染していると言う事になります。麻疹以外の病気ではこの斑点は現れず、これは麻疹特有の症状だからです。まず医師は見た目で麻疹だと確信を持ちますが、念のために血液を採取して検査を行います。この斑点がでている場合には間違いなく麻疹の診断が下されます。
コプリック斑の主な治療方法は?
コプリック斑の治療法は放置が基本で、転移の心配がなければ放置しながら経過観察します。転移するほど感染力が強くないので放置されることがほとんどで、抵抗力が弱い老人や幼児は他の病気を併発する可能性があるため抗菌作用のある薬を塗ったり内服薬を飲んで転移を抑えます。潰さずに薬を塗って菌が散らばったり転移しないように注意し経過を見守ります。
コプリック斑の初診に適した診療科目