潰瘍性口内炎はどんな病気?
潰瘍性口内炎はその原因がはっきりとはしていませんが、プラウト桿菌、ヴァンサンスピロヘータ、ウイルスの感染によるものと考えられています。高熱が出て、歯茎や舌、口蓋などの口の中の粘膜部分に炎症や水膨れが生じ、その箇所が潰瘍化してきます。潰瘍化した患部は灰白色になってかさぶたができます。
治療方法は副腎皮質ホルモン軟膏を患部に塗布します。ひどい場合には抗生物質を併用します。
潰瘍性口内炎の主な症状は?
潰瘍性口内炎の症状としましては、歯茎、口蓋、舌などの口腔粘膜のさまざまなな部位に潰瘍が生じます。病変部には灰っぽい白色の瘡蓋ができることが多く、潰瘍性なので潰すと出血します。経過が過ぎると今度は口内の炎症だったり、水膨れが生じはじめます。
口内の炎症や水膨れはそれぞれ形の一定していない大小の潰瘍となります。他には発熱をともなう場合もあります。
潰瘍性口内炎の主な原因は?
潰瘍性口内炎の原因には、ウイルス感染や免疫システム系の問題があります。また誤って頬の粘膜や舌を噛んで刺激を与えた場合や、歯科治療や口腔内の外傷によるものも多くあります。ビタミンやミネラルの摂取不足や、月経周期のホルモンの変化によるもの、食物のアレルギーによるものもあります。なかでも感情的なストレスからくる口内炎は、1個だけではなくいくつもできます。
潰瘍性口内炎の主な検査と診断方法は?
潰瘍性口内炎の検査方法は、歯科口腔外科などの専門医などの診断により行われますが、局所的な原因で起こる倍の診断は比較的容易です。しかし、全身的な病気で起こるものの場合は、血液検査や免疫学的検査などが必要になる場合があります。
口角が切れたり、粘膜が赤くなってしみるなどの症状がある時は、カンジダ菌の感染を疑い、生検や培養検査を行います。
潰瘍性口内炎の主な治療方法は?
潰瘍性口内炎の治療法は、主に投薬療法によって改善する可能性が極めて高いです。主に、飲み込んでも害のない軟膏タイプの薬を直接幹部に塗る方法が一般的です。
その他に個人でできる取り組みとして、食生活の改善、生活習慣の見直し、生活環境の変化をすることで栄養バランスや身体的な健康も改善されると同時に口内炎も完治する場合があります。
潰瘍性口内炎の初診に適した診療科目
- 歯科口腔外科 ( 歯科口腔外科の病院一覧 )