皆さんは自分の『健康』について考えたことはありますか。毎日を忙しく過ごしているとあまり深く考えることはないかもしれません。ですが一度怪我や病気をしたりすると、『健康』であることがいかに素晴らしいかを実感し、自分の残りの人生について深く考察するきっかけになります。
『突然病気になって言われるがままに治療をしてきた。足腰もだいぶ弱まってしまい家で生活できる自信がない。家族に迷惑もかけられないし』『病気を抱えたお父さんを家でみることになったけど、何をどうしていいか分からない』私たちが在宅医療や病院で出会う方々からよくこんな悩みを打ち明けられます。
病気がわかってから主治医と治療方針を決め、治療を受けてから退院するまでの時間の流れがあまりにも早く、自分の状態変化への理解が進まないため、何をしなければいけないかがわからず途方に暮れてしまうのです。
このような悩みを解決することが私たちの役割と考えています。『住み慣れた場所で安心して暮らすことができる』という目標を達成するために、医師をはじめ看護師、薬剤師、療法士、ソーシャルワーカーなどが一丸となり、時に患者さんの家族や地域の人も巻き込んで、患者さんが直面している問題に真剣に取り組んでいきます。
私たちは医療者である前に『人』です。一人の人間として、患者さんに真摯に向き合っていきたいと思います。