藤沢御所見病院は、歴代院長のもとで発展し地域の皆様に支えられて、2016年に創立40周年を迎えました。開院当時は「高齢化社会」であった日本も「高齢化社会」を飛び越え現在は「超高齢社会(高齢化率21%以上)」へと突入しました。当院は藤沢市北西部の御所見地区に所在しておりますが、御所見地区(高齢化率:約29%)、その周りの地区共に藤沢市の中でも高齢化率が高い場所です。 そのような超高齢社会・医療情勢の厳しい中で、藤沢御所見病院は
食べることを諦めない
痛みからの解放
ときどき入院ほぼ在宅を目指す。
の3本柱「goshomics」を掲げ地域における医療・介護・在宅療養の連携を行うことを目標に掲げております。
私は、藤沢御所見病院において、在宅診療部を主に担当しております。3本柱でいうと「ときどき入院ほぼ在宅」の部分を担うことが多くあります。
在宅医療を受けられる患者さんは、住み慣れた環境でより快適な療養生活を望む方が多くいらっしゃいます。厚生労働省の調査では、予後が限られているのであれば自宅で最後を迎えたい、と考える方が8割に上ると言われています。
そのような方を含め、自宅で療養されたいと考える患者様には、一方的な医療者側の論理と押し付ける医療ではなく、患者様のニーズに出来るだけ沿った医療を共に計画し、よく説明し、適時適切に提供することが非常に大切であると考えております。
可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けるために、出来るだけサポートをして行きたいと思っております。
なるべく在宅で療養し、在宅療養が困難な場合は入院、症状が安定した場合は再度在宅への復帰や公共・民間施設へ入所などあらゆる選択肢を患者様に提供できるように、医療・看護・介護、さらには地域の方々とも協力し、包括的な支援・サービス提供体制の構築を推進してまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。