近年、前立腺肥大症や前立腺癌、過活動膀胱や頻尿・尿失禁、男性の勃起障害や更年期障害、性感染症や包茎の悩み等々、泌尿器科疾患は増加の一途をたどり、診療内容も専門的な知識が必要となってきています。
私は2002年、高松市の郊外に開業、泌尿器科疾患の診断治療を地道に行っています。
基幹病院で仕事をしていたときと違い、より日常生活に身近な泌尿器科疾患に携わることが多くなりましたが、一生懸命診療に当たっています。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
09:00
~
12:30
|
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00
~
13:00
|
||||||||
15:00
~
18:00
|
||||||||
15:00
~
19:00
|
||||||||
※毎週火曜・土曜日は代診。
火曜日 診察受付:午前12:00まで、午後17:30まで 土曜日 診察受付:12:30まで |
公式ブログ | 松木泌尿器科医院のブログ |
---|---|
駐車場 | 駐車場55台完備、駐輪場有 |
特徴・機能 | 在宅医療(訪問)、再診 遠隔診療(電話診療・オンライン診療)対応、マイナンバーカードを保険証対応として対応可能 |
松木泌尿器科医院は2002年6月11日、高松市前田西町に開業しました泌尿器科専門医による診療所です。
主に前立腺肥大症や尿失禁の悩み等の診療をしております。
また、近年高松や周辺市町でも増加傾向にある性病、ED(勃起障害)、包茎等のご相談も受付けています。
お気軽にご相談ください。
■ 診療対象疾患
■ 勃起障害(ED)
勃起機能の低下のことを、英語でErectile Dysfunction、略して「ED」と呼んでいます。
完全に勃起しなくなった状態をEDと考えている人も多いようですが、以前と比べて違いを感じた時点でEDと考えてよいと思います。
勃起してもしばらくすると萎えてしまったり、期待した硬さにならないような場合もEDです。専門的にも「性交時に十分な勃起やその維持ができず、満足な性交が行えない状態」と定義されています。
このような場合には、性交時に勃起力に意識が向いているから、”あれ?どうしたんだろう?”と気になる訳です。
以前は気にならなかったと思います。
地元新聞での対談でもご紹介させていただいていますが、”勃起のことが気になった段階”で医療機関に相談していただければ幸いです。当院にも毎日たくさんの方がお薬を取りに来られていますので、安心して受診してください。EDの診療もいろいろと奥が深いものですが、最近は内服薬で治療を試みることができるようになっていますので、昔に比べると格段に環境が整っています。
●ED治療薬
※院内処方で、診察後すぐにお渡しできます。
※処方数は1錠~基本的には上限はありません。
バイアグラ(錠剤) | 50mg | 1,500円 |
バイアグラ(フィルム) | 50mg | 1,500円 |
シルデナフィル | 50mg | 850円 |
シルデナフィル(OD錠) | 50mg | 900円 |
バルデナフィル | 10mg | 1,500円 |
バルデナフィル | 20mg | 1,800円 |
シアリス | 10mg | 1,600円 |
シアリス | 20mg | 1,800円 |
タダラフィル | 10mg | 900円 |
タダラフィル | 20mg | 1,100円 |
※各内服薬についてはhttp://www.mat-iin.com/m_jihi.htmをご覧ください。
※価格は全て診察料・消費税込みの料金となっています。
処方に必要な費用は、価格×処方個数のみです。
例:バイアグラ50mg3個、シアリス10mg2個を処方する場合、合計7,700円
■ 前立腺肥大症
前立腺肥大症は40歳を過ぎた男性に大変多い病気です。
前立腺は膀胱の下にある”くるみ大”の臓器で、精液の一部をつくっています。加齢に伴って大きくなってくることが多いため、いろいろな排尿の障害症状を呈してきます。
治療は症状の程度と日常生活での困窮度により検討されます。
症状の程度によっては経過観察で無治療でも充分ですが、慢性的な閉塞状態が膀胱機能に影響を与える可能性もありますので充分注意を払う必要があります。
治療法には、薬物療法、手術療法、その他の方法(温熱療法、ステント留置)があります。
薬物療法 | ・α1-遮断剤 尿道圧を低下させて閉塞症状を改善させたり、 刺激症状を軽快させることが出来ます。 現在、最も標準的な治療法です。 ・抗アンドロゲン剤 前立腺腺腫は男性ホルモンに依存して大きくなりますので ホルモン療法が有用です。副作用に注意が必要です。 |
手術療法 | ・経尿道的前立腺切除術(transurethral resection of the prostate/TUR-P) 尿道から内視鏡を用いて直視下に前立腺を切除します。 現在、最も標準的な手術方法です。 ・経尿道的前立腺蒸散術 TUR-Pと同じような方法ですが、組織を蒸散させます。 ・恥骨上式前立腺摘除術 開腹して前立腺を摘除します。 最近では行われることが少なくなりました。 |
その他の治療法 | ・温熱療法 尿道にバルーンを挿入して前立腺を高温で暖めます。 ・前立腺ステント留置 前立腺にステントを留置します。 高度な前立腺肥大症で手術不能例に対して有用です。 |
■ 慢性前立腺炎
初めて耳にする方も多いでしょうし、すでに悩まれておられる方も多いと思います。
泌尿器科専門医の間、特に開業している専門医の間では大変重要な疾患です。
20歳以上の男性で、下腹部・陰のう・尿道・肛門の前などに、痛み、違和感や痒みなどがあった場合には疑ってみる必要があります。特に、性病の既往、長時間座る仕事である場合は要注意です。
症状としては
・排尿症状
頻尿、排尿時痛、残尿感
・関連疼痛
会陰部疼痛、下腹部疼痛、恥骨裏疼痛、腰痛や背部痛、ソケイ部の疼痛、陰のう内容の疼痛
・違和感や不快感
尿道不快感(尿道の奥~出口の近くまでのどこかに、かゆみ・しびれ・いじいじ感)陰嚢掻痒症、
ソケイ部の違和感、陰のう内容の違和感、大腿部不快感(しびれ・いたみ)、足の裏の不快感
(しびれ・いたみ)
・射精関連症状
射精時疼痛、射精後疼痛、早漏、血精液症
・その他
血尿(肉眼的・顕微鏡的)
慢性前立腺炎、関連疾患である精巣上体炎は上記のように多彩な症状を来たします。しかし一方で、なかなか診断が難しく、疑って診断しないとなかなか診断できない場合もあります。
この病気は慢性に経過しますので、なかなか治療が困難です。
また、専門医の間でも方針にかなりばらつきがあるのが実状と思われます。
基本的には抗生剤の投与を行っていますが、私の場合はセルニルトンを併用します。
なかなか症状が軽快しない場合や、最初からすでに他院で治療を行ってから受診される方には、個人的に治療方法を考えながら対応することになります。
その場合の方針はかなり複雑ですので、ちょっと一口には説明できません。
漢方薬や各種処置、前立腺マッサージを行う場合もあります。
患者さんの行ってきた治療や現在の状態を考えながら治療しています。
■ 尿失禁・尿漏れ
高齢化も関連していますが、最近、尿失禁や尿漏れ等の悩みはたくさん耳にします。
尿失禁は細かい分類もありますが、実際には大きく4つに分けて考えることが出来ます。
腹圧性尿失禁は女性に特有の尿失禁です。
出産や加齢などにより骨盤底筋群の力が弱くなって膀胱の位置が下に下がってきたため、腹圧が上からだけまともにかかるようになって尿失禁が出現します。
骨盤底筋の筋力アップ(骨盤底筋体操)や薬物療法が行われますが、手術療法も大変有効です。最近では干渉低周波装置(当院も施行しています)を用いた治療が行われる場合もあります。
切迫性尿失禁は膀胱の蓄尿機能(我慢する力)が低下して、尿意があったときに我慢できずに失禁がでたり、
知らないうちに失禁があったりする状態です。
多くの場合、膀胱の機能異常が原因となります。
具体的には脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)後、腰椎の疾患(腰椎ヘルニアなど腰痛を起こすような疾患)などです。膀胱の知覚亢進によって起こることもあります。具体的には前立腺肥大症や膀胱炎などです。
治療は膀胱機能異常の場合は薬物療法が基本となります。
薬物投与で副作用がでて問題になるときは、当院の場合、干渉低周波装置を行うこともあります。状態によっては奏功する場合もあります。知覚亢進で起こっている場合はその原因を取り除く必要があります。
溢流性尿失禁は膀胱の排尿障害が原因で、尿が膀胱にいっぱいになった状態からあふれ出ているもので、大変危険です。
原因としては、前立腺肥大症などよる尿路通過障害で起こる場合や、骨盤手術+放射線照射などで膀胱が固くなってほとんど広がらずにすぐにあふれている状態があります。
通過障害の場合は手術や薬物療法が行われます。
原因を取り除いても完治しない場合も多く、そのような場合間欠自己導尿で対応が必要となります。
機能性尿失禁は膀胱機能は正常にもかかわらず、他の機能低下によって尿失禁が出現している状態です。
例えば、痴呆症状でトイレの場所や尿意がはっきりしなかったり、腰痛や関節痛でトイレに着くまでに時間がかかった結果、起こってしまう状態です。
薬物療法もある程度有効ですが、介護力によって対応するのが本質的な解決策であると考えられます。
■ 包茎に関して
包茎とは、包皮が亀頭に、勃起している時あるいは勃起していないときにかぶっている状態です。
包皮をたぐって亀頭が出てくれば仮性包茎、亀頭が出てこなければ真性包茎です。
包皮の一部が狭い(包皮輪狭窄症)にもかかわらず、亀頭を出したとき(剥いたとき)に元に戻らなくなって包皮が腫れあがる場合があります。
強い痛みを伴うようになり我慢できません。狭いところで、血行障害が起きて腫れたのです。
この状態を嵌頓(カントン)包茎といいます。直ちに診察が必要です。
手術は真性包茎、包皮輪狭窄が強い仮性包茎、嵌頓包茎を起こした時および、包皮炎を繰り返す場合に行います。
この状態のうち、嵌頓包茎や包皮輪狭窄を伴う真性包茎の場合で合併症があったりすると保険手術の適応となりますが、正確な状態の把握はやはり診察してみないとわかりません。
仮性包茎などの手術の場合は、健康保険の適応は認められていません。
この場合、自費での診療となります。
小児の包茎に関して、最近、軟膏による保存的療法が試みられ成績を上げています。
子供の包茎が気になる場合などは、一度治療経験のある専門医をお尋ねになっても良いかもしれません。
■ セカンドオピニオン外来
泌尿器科悪性腫瘍(癌)に関するにセカンドオピニオンを実施しています。 対象になる方は香川県内に限っておりません。
※その他の泌尿器科疾患は場合によっては相談が困難な疾患もありますので個別にご相談ください。
セカンドオピニオン外来は保険適応外です。 また、時間をかけるために完全予約制といたします。
ご相談に必要な資料等がある場合がありますので、事前に必ず受診、 あるいは電話かEメールでご予約をお願いします。
相談料:30分 10500円
■ 自費診療料金一覧
当院で行っている自費診療の一覧です。
当院は基本的に保険診療になりますが、自費診療を希望される方は下記を参考にしてください。
また状況に応じて匿名での診察も可能です。
※価格は全て消費税込みの料金となっています。
●手術
初回診察料(診察・採血・薬込) | 3,000円 |
包茎手術 | 170,000円 |
パイプカット | 170,000円 |
※術後の診察・検査・消毒などは、1回1,000円いただくようになります。
●AGA治療薬
フィナステリド1mg | 1ヵ月分(28錠) | 7,000円 |
プロペシア1mg ※5カ月分のみ取扱いあり |
5ヵ月分(140錠) | 35,000円 |
デュタステリド0.5mg | 1ヵ月分(30錠) | 7,000円 |
ザガーロカプセル0.5mg | 1ヵ月分(30錠) | 11,000円 |
●性病検査(自費料金)
梅毒検査 | 5,000円 |
HIV検査 | 5,000円 |
淋菌・クラミジアPCR | 9,000円 |
淋菌・クラミジアPCR(うがい咽頭) | 10,000円 |
トリコモナス・マイコプラズマPCR | 9,000円 |
淋菌・クラミジアPCR・梅毒・HIV | 18,000円 |
淋菌・クラミジアPCR(うがい咽頭)・梅毒・HIV | 18,000円 |
淋菌・クラミジア・トリコモナス・マイコプラズマPCR | 15,000円 |
淋菌・クラミジア・トリコモナス・マイコプラズマPCR ・梅毒・HIV |
25,000円 |
カンジダ細菌培養同定 | 4,500円 |
掲載の医療機関情報は、ティーペック株式会社および株式会社イーエックス・パートナーズが独自に収集、調査を行ったものを基に構築しております。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、掲載内容を完全に保証するものではありません。掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に利用者の方々にて必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。当サービスによって生じた損害について、ティーペック株式会社及び株式会社イーエックス・パートナーズではその賠償の責任を一切負わないものとします。
※お電話での対応は行っておりません